あーる工房では毎月一回社内報(壁新聞のようなもの)を出しています。今月号は147号になります。その号の全てに冒頭文を書いてきました。もう12年ほ ど書き続けたことになりますね。光陰矢の如し。その冒頭文を旧ホームページで公開してきましたが、今月号からこのブログに公開させてください。時には社内 にしか通用しないようなことも書きますが、できるだけそのまま公開していきます。宗吉
2011年11月号 社内報冒頭文
皆さんお元気ですか。忙しい日々が続く中、体調を崩さないようご自愛ください。
本日岐阜市にあるFMワッチというミニFM局で番組の収録がありました。パーソナリティは、奈良女子大学院人間文化研究所 社会生活環境学 中山研究室という所のご出身のYさん。私より少しお若い知的で素敵な女性でした。彼女は公文式の教室も開いておられ、市民団体「岐阜を想う会」の代表者でもあります。ふう~。
そんな方と何故知り合ったかというと、私達が高校の同窓生と活動している「ぎふ元気かい」というグループで先日公開市民講座を開いたことがご縁でした。その時は放射線と福島の話が中心の純粋に物理学の基礎講座でしたが、私達がなぜそんなことをしたのか、そもそもぎふ元気かいとは何かということに興味を持たれたのでした。
それで話は広がります。ぎふ元気かいのメンバーで事務局を引き受けている鬼頭なる人物は何者かと調べた所、あーる工房というリフォームチェーンの社長らしい、それなら元気かいの話だけでなく、あーる工房の話も是非聞きたい、となったのでした。
FMワッチはJR岐阜駅のアクティブGという商業施設の中にあります。小さな花屋さんがあって、その奥にこぢんまりと存在する小さなFM局です。今回は「岐阜の未来」というトーク番組の取材で、一番組30分間タップリと話をします。最初がぎふ元気かいの話を30分。その後にあーる工房の話を30分ということで、結構なボリュームでした。
ぎふ元気かいの話は11月14日8:00から、周波数78.5MHzで、あーる工房の話は21日の同じ時間で放送されます。それぞれ同じ週の木曜日に再放送があるようです。ただし、地域限定のミニFM局なので、岐阜市とその周辺だけしか聞くことが出来ません。ちなみに羽島市は何とか聞けるようです。
さて、あーる工房の番組、肝心の中身ですが、打ち合わせはその日の始まる前に少しだけしましたが、ほとんどぶっつけ本番です。Yさんと息を合わせながらアドリブ連続の話となりました。まずはあーる工房のそもそも話。なぜ始めたのか、何がしたくて始めたのかということですね。それから会社の発展の話。初期に行き詰まりを感じていた頃、手のひらに大怪我をして、自分では靴を削ったり、ミシンを使ったりできなくなった時のこと、そのことがきっかけで会社が成長を始めたという話。人を育てる話。そのために社長は何をするべきかという話、今後どうしていきたいかという話など、様々な話をYさんと共に話していたら、あっという間の30分でした。
そんな話をしながら思ったのは、人を育てるとか、教育するとか言うのは、とてもおこがましい話だということです。洋裁の技術をもった人材がどんどん高齢化する中、私達こそそうした人たちから多くを学び、またたくさんのお客様から多くを学んでいく姿勢が大切なのではないでしょうか。人を育てるという思い上がった感覚ではなく、共に学んでいくことが大切です。会社は、そのための環境を整えることに心を砕いていかなければならないのだと、そんなことを考えていたのでした。番組はなんとか録音し、皆さんに聞いていただけるようにしようと思います。ご期待ください。 鬼頭